三菱重工の冷蔵・冷凍ユニットシリーズにリモコンが±0.5℃(小形シリーズは1℃)刻みの温度設定をはじめとする多機能を備え、冷蔵・冷凍環境のクオリティアップを実現しています。ユーザーの用途に幅広く、きめ細かに応えられる豊富な機種バリエーション。さらに省工事性にすぐれ、設計・メンテナンスのしやすさも特長です。
食材や食品の鮮度を高品位に維持する冷蔵・冷凍テクノロジーを通じて、三菱重工は食品衛生環境の向上を支援します。
ISO22000の重要管理点に基づいた監視・記録をサポートし、衛生安全面の高度管理を実現するリモコンを開発しました。温度表示・設定が0.5℃刻み(小形シリーズは1℃)のコントロールを実現し、食材や食品の鮮度を高品位に維持するISO22000対応のリモコンです。
食品の安全管理は、1955年に食品衛生法の改正で制定されたHACCPに基ずいた衛生管理が行われていましたが、平成17年にISO22000が規格化しました。三菱重工 冷蔵・冷凍ユニットは、食品の安全に対応し、貢献します。
生鮮食品の鮮度維持や保存、保管に適しています。
各種冷凍食品、魚介食肉、乳製品、米穀、野菜果物、飲料、一般食品など
出荷前の予冷や長期貯蔵
食肉加工メーカー、加工材料や加工品の一時保管
卸売市場の一時保管
クール宅配便デポ
スーパーマーケット、小売販売前の一時保管、青果、鮮魚、精肉の各店舗
スクロール圧縮機は圧縮トルク(回す力)の変動が少ないため、運転時のパイプ振動を抑え、サイクル騒音を低減できます。
スクロールの圧縮機には吐出弁がないため高温で耳ざわりな吐出弁の開閉音がありません。また、トルク変動が少なく、安定した回転が得られるので、ロータリ圧縮機比−5dBの低騒音化を実現しました。
スクロール圧縮機は高圧チャンバー方式のためチャンバー内の油フォーミングが少なく、さらに差圧油面確保構造と差圧式給油方式で常に安定した給油が得られます。
吸入口、吐出口に弁がないため弁割れ等のトラブルがなく、常に安定したガス量が得られます。
スクロール圧縮部の高精度加工と表面処理により高圧損失を制御しました。
振動低減により、パイプ折損などのガス漏れに対する信頼性を向上しました。
冷蔵庫内からのメンテナンスが可能になりました。
外部信号による運転制御、送風機の風量切替え制御ができ制御機能が充実しました。
米貯蔵の場合は、0.5馬力(0.4kW)/坪で選定してください。
セパレートタイプの小形シリーズは、搬入や据付が容易な軽量コンパクトタイプなので省工事性にすぐれています。コンデンシングユニット(庫外)も設置面積の多くを必要としない省スペース設計です。
冷媒は10m分プレチャージしているので、現地での冷媒チャージが不要です。工事時間の短縮と確実な作業が可能です。
本体基板上のディップスイッチの設定により高温(5~20℃)で使用可能です。
貯蔵品によっては腐食性ガスを発生するものもありますので、この場合は「防食仕様ユニット」を別途ご相談ください。
工事は右図を参照して行ってください。
庫内で使用するユニットクーラと冷蔵庫の扉との距離は、できるだけ離してください。扉開閉時の外気を吸込み、冷却器への着霜が増し、能力低下やファン氷結の原因となります。また、サービススペースの確保にも注意してください。
中・大形シリーズのコンプレッサにはスクロールを採用し、低騒音性にすぐれています。また、新冷媒採用による潤滑油の変更、膨張弁の開発など数々の技術を駆使して冷却性能を向上させています。
プレハブ冷蔵庫の間口寸法が10m以下の場合には、冷風が庫内に行きわたるようユニットクーラを片側方向に並べて取り付けてください。