ターボ冷凍機の構成部品はどれをとっても大切な役割をもっています。長年使用していますと、日常点検やシーズンイン・オフ整備等だけでは確認できない部分でも回転・加熱・冷却・振動の繰返しによる劣化が続きます。構成部品のメンテナンスを怠れば冷凍機の機能、性能を維持できなくなるだけでなく、故障発生や寿命を縮めてしまうこととなりますので、予防保全として定期整備を行うことが必要です。
圧縮機を長期間運転するには、高速回転体のシール部分の磨耗や軸受の寿命等を考慮した周期で計画的に分解整備(オーバーホール)を行う必要があります。尚、組立に精密さを必要とされる個所もあり、工場にて整備することを原則としています。
その他に電気品(電動機盤、インバータ盤、多機能マイコン操作盤、制御装置、安全装置)、更に機械品(熱交換器チューブ等、付属装置)の定期整備も機能、性能の維持の為に必要です。