本システムは、差圧(空気が圧力の高いところから低いところに流れる性質)を利用し、庫内の冷風を強制循環させることで製品全体に均一な冷風があたり、製品の冷却ムラを解消しました。
冷却ムラを解消したことで冷却時間のバラつきがなくなり、冷却時間が20〜40%短縮できました。これにより冷却・凍結時間が長くかかってしまうことによる食材への組織ダメージを軽減することができ、食材の高品質かつ均一な冷却が可能となりました。
冷却庫を製品毎に個室化することにより、同時に多品種の冷却が可能となります。冷却時間が遅いものに合わせる必要がないため、処理量UPに貢献します。
処理時間を管理するため、製品毎に「冷却完了のお知らせ」を設定することが可能です。
冷却庫は製品冷却部のみとなっており、作業者は常温下にて台車出入庫作業が可能となるため、低温下での作業が必要ありません。
冷却庫を製品冷却スペースのみとし、冷風通過部を製品部のみとすることで、無駄な冷却エネルギーが不要となり、省エネ運転が可能となりました。省エネ運転によりお客様のランニングコストの削減に貢献します。
冷却から凍結まで幅広い温度帯に対応しており、お客様のご要望に合わせて設計が可能です。
お客様のご要望に合わせた製作が可能です。また、省スペース対策として、冷却器を冷却庫内に配置した冷却器分離型もラインアップしております。(納入実績あり)
当社のメンテナンス・エキスパートも全国の拠点に展開しており、システム納入後も一貫した安心サービスを提供できます。
冷却製品 | コロッケ等揚げ物 |
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処理量 | 480kg/Hr |
処理温度 | -5℃ |
製品温度 | +85℃→+20℃以下 |
冷却時間 | 35分(従来60分) |
従来より約40%冷却時間短縮!
冷却製品 | 各種加熱食品 |
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処理量 | 80kg/Hr |
処理温度 | -6℃ |
製品温度 | +85℃→+10℃以下 |
冷却時間 | 15〜30分 |