R32冷媒採用　ビル用マルチエアコン
「ハイパーマルチ　LXZ」

ハイパーマルチLXZの新デザイン

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●上吹きタイプは高さ・奥行きを統一化した3つのユニットを展開（小・中・大）

mm	従来機（LX5B）		8〜12馬力	12〜18馬力	18〜24馬力
	小	大	小ユニット	中ユニット	大ユニット
高さ	1,690	2,048	1,750	1,750	1,750
幅	1,350		920	1,220	1,750
奥行	720		760	760	760

●高さの統一で組合せ設置時の統一感
調和性のある外観を実現

前面パネルをフラットにして青色のオーナメントを採用することで、集合設置時の統一感・美観を向上。

●全能力で2015年省エネ基準をクリアし、消費電力量の削減に貢献

新型コンプレッサの搭載や新風路設計、新制御機能の採用によって快適性の向上に加え、省エネ化も実現。

●LXZシリーズの3つの運転モード

1. バランスモード（VTCC＋）：省エネで快適な状態を自動で制御

省エネと快適性を両立　可変温度容量制限とは

部分負荷条件の下で室内ユニットの負荷に応じて冷媒の目標圧力を自動で調整します。この制御により室内ユニットを最適な能力にコントロールすることで、省エネで快適な状態を両立させます。

冷媒の目標圧力を
スムーズに自動調整

室内センサー（温度、湿度）で快適＆省エネ運転を自動制御

【運転内容】エコレベル上限能力を任意で4段階設定でき、設定された上限能力の中で自動で最適化

エコレベルの設定によって能力の上限が設定でき、消費電力を抑えることができます。
その上で、室内温度を素早く快適になるように自動制御することで、省エネと快適性を両立します。

2. エコモード：省エネを最優先とした制御

目標圧力は選択されたエコレベル（1・2・3・4）に基づいて固定されます。
※エコレベルの設定を高くすると設定温度の到達に時間がかかったり、到達しない場合があります。

【運転内容】エコレベルを任意で4段階設定可能
消費電力の抑制を目的としたモード

3. スタンダードモード：設定温度への到達を最優先とした制御（ハイパワー冷暖房）

目標圧力を安定的に調整し、能力を最大限に引き出します。
最も室内負荷の変動に応じた反応が早いです。

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●ノンストップ暖房：ホットガスバイパス回路による制御を採用

霜取り運転（デフロスト）の度に起きていた室内温度が下がる肌寒さを解消。
室内側の高温ガスを室外側に流し、室内温度の低下を抑制します。

※設置条件、使用環境等により霜取り運転に入る場合があります。条件によっては室温が下がる場合があります

従来の霜取り運転
霜取り運転に入るごとに暖房を停止するため、定期的に室内温度が「4～5℃程度変動」することで不快に感じる。

暖房運転を継続しつつ霜取り運転を実施するため、室温の変動を最小限に抑え快適に。

●R32冷媒に最適化した新型コンプレッサを搭載

R32冷媒対応の新型コンプレッサは、最新のスクロール構造とモーターを採用し、高い信頼性を実証。より細かい制御が可能となり、快適性と省エネ性を向上しました。

●故障リスクを低減、長寿命化

圧縮機ローテーション運転

圧縮機を2基搭載した室外ユニットでは、自動交互運転機能を搭載しており圧縮機の運転時間を平準化することで室外ユニットの長寿命化を実現します。

●凍結防止ヒーター（オプション）

凍結防止ヒーター（オプション）
氷結による破損を防止します。

●静音モード

圧縮機、室外ファンの回転数を下げることで、運転音を低減します。

●熱交の効率向上

銅管の細径化および高密度化を実現し、熱交換器の性能向上とコンパクト化を両立しました。

●新風路設計

ロングべルマウス化と新設計ファンにより風路内の圧力損失を最小限に抑制し、エネルギー効率が向上しました。

R32冷媒の安全対策必須の経緯と概要については下記のページをご覧ください

R32冷媒採用ビル用マルチエアコン　指定製品化について

●LXZシリーズの安全対策

LXZシリーズの安全対策機器

安全対策の必要性、必要な安全対策機器の種類と数は建物内の各部屋の状況によって異なります。

ねじ接合継手：室内ユニットには、配管接合部において漏えい想定箇所から除外される「ねじ接合継手」（ISO14903適合）が同梱されています。用途に合わせてご使用ください。（FDE,FDES,FDFL,FDFU,FDKは同梱されていません）

●安全対策機器のシステム作動例

①冷媒が漏えい
②検知器が漏えいを検知
③警報音と警告灯を発報
④遮断弁が冷媒供給を遮断
⑤エアコン運転を停止

1. 冷媒検知警報器のLEDの警告点滅とアラーム音で冷媒漏れが発報されます。

2. リモコンには冷媒漏えい検知エラー[E23]が表示され、エアコンの運転が停止します。※アラームの機能がONの場合のみ

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●安全対策設計の自由度を高く
　安全な居室へのコストは不要

LXZシリーズの安全対策は、対策が必要な居室のみに設置するだけ。
複数室内ユニットに対しての設置も可能で、初期費用と保守費用を削減可能な自由度の高い設計が可能です。

【参考例：１】室内ユニット変更により漏えい高さをアップ
対策不要な容積へ設計し、コスト削減

LFL:（燃焼下限界濃度）（kg/m3）
Lower Flammability Limit

冷媒と空気とを均一に混合させた状態で、火炎を伝ぱすることが可能な冷媒の最小濃度

R32冷媒：0.307
1/4LFL：0.076

【参考例：2】安全対策が不要な居室への、設備設置コストを抑制
必要な箇所にのみ対策コストをかける

安全対策の要否判断

1/4LFLを超える濃度の居室は、安全対策が必要となります

居室種：事務室１（13m×13m）、事務室2（13m×13m）
会議室：事務室２の一角（6.5m×6.5m）
※地下最下層以外の居室
室外ユニット：56kW（20馬力）
室内ユニット：天埋形7.1kW 7台（事務室1&2、漏えい高さ:2.7m）
壁掛形7.1kW 1台（会議室、漏えい高さ：1.8m）
施工管：主管40m、枝管計80m（冷媒量：24kg）R32
会議室内にはねじ接合継手あり

※室外周囲温度によっては接続台数、接続容量が変わります。（詳細は弊社営業窓口にお問い合わせください。）

●使用範囲

過酷な室外温度条件でも安定した冷暖房能力を実現。使用条件の広範囲化を追求し、冷房運転は52℃まで、暖房運転はｰ25℃まで運転可能。従来機より更に使用範囲が拡大しました。

●高静圧対応

現地での設定変更により高静圧対応が可能。
高層ビルなどの各階設置など、ニーズに柔軟に対応できます。

●腐食への耐性

熱交換器にブルーコーティングフィンを採用することで耐食性を向上しました。

●長配管設計

総配管長1,000mにより、設計自由度の高さを実現しました。

●リニューアル対応（4～6馬力）

R410A機からR32機への更新の際、標準機の選定が可能である条件をまとめました。
フローチャートに沿って確認いただければ標準機での更新が可能となる場合がありますのでご活用ください。
詳細は据付説明書をご確認ください。

ビル用マルチエアコン　取扱説明書・据付説明書ダウンロード

●簡単アクセス

コントロールボックスをユニット上部に配置し、上部フロントパネルを外して簡単にアクセスできます。

●データロギング機能

エラー前30～180分のデータを保存できます。監視可能なデータの種類もさらに充実しました。

●7SEG表示機能を踏襲

各種運転データをデジタルで表示する7SEG表示機能を搭載。高照度発光LEDで視認性に優れるほか、計器等を必要とせず作業時間短縮に非常に有効な機能です。