通常の空調機と同様に、大気から熱を取り込む室外機と熱風を直接生成できる室内機で構成しており、空気熱源ヒートポンプとして90℃の熱風を供給し、効率の面でも定格条件(注1)でCOP3.5の高効率を達成しています。
ドライラミネータや食品などの乾燥温度帯60~90℃に対応。既設の乾燥装置を予熱するハイブリット方式で、90℃以上の熱風が必要となる乾燥工程にも、適用可能です。
空気熱源ですので、冷温水を循環させる配管の施工も不要で、室外機の設置自由度が高く、また室内機と室内機の冷媒配管は片道50mまで延長でき、設計自由度を確保。室内機と室外機が離れた場所での設置も可能です。
1. ボイラー、電気ヒーターなど既設熱源と熱Pu-tonでハイブリッドシステムを組むことにより、既存の熱風システムに簡単に導入することが可能です。(図1)
図1 ハイブリッドシステム
2.既設の熱源システムに対応してデフロスト速度を調整できる制御を組込んでおり、デフロスト時の設定温度に対する温度の変動を、このデフロスト速度調整制御により極力抑えることができます。(図2)
3.
遠方発停監視キットを使用することで既設乾燥機との連動が可能です。
(SC-RCK12B、24B、100B、200B)
図2 デフロスト速度調整
設定温度に大きな変動がないようにデフロスト速度を調整します
1.
室内機に吹出温度センサを取付け、熱風吹出温度を上限コントロール。
2.
1リモコンで16台まで接続可能で、大規模な乾燥負荷にも対応。
3.
リモコン制御機能
リモコン(RC-EHC)
省エネルギー、CO2排出量削減およびランニングコスト削減ニーズの高い各業種の乾燥工程で威力を発揮する「熱Pu-ton」です。