お客様インタビュー
吉祥寺二葉栄養調理専門職学校様はJR中央線吉祥寺駅南口から徒歩約5分の場所にある栄養と調理のスペシャリストを養成する学校です。現在の校舎は2010年に竣工されました。その歴史は古く2025年は1937年の各種学校開校から創立88年を迎えます。
建学の理念である「涵養の精神と職業人としての自立」の下、多くの卒業生が国家資格を取得し、近隣にある吉祥寺二葉製菓専門職学校と共に、その道のプロフェッショナルが活躍しています。
校名の「専門職学校」には「職業人としての自立」を強くアピールする意図があり、2022年に二葉栄養専門学校から吉祥寺二葉栄養調理専門職学校に校名変更されました。 近年、インバウンド需要もあり、海外から多くの方々の訪問や、調理師の海外での活動や就職が増えつつある傾向を反映しカリキュラムの一つとして語学を導入。調理や食材などについて潤滑にコミュニケーションがとれることを目標とし、ネイティブによる授業を行っています。また、学内での学生と教員の距離感が近くお互いフランクに接することができるアットホームな雰囲気も魅力です。
「この校舎の竣工時から使用していたエアコンの調子が悪くなってきたこともありますが、全面的な入れ替えを後押ししたのは電気代の高騰が大きいですね。」とお話しいただいたのは吉祥寺二葉栄養調理専門職学校の運営元である学校法人二葉総合学園 学園本部事務局 事務局長の寺島様。
大きな校舎で教室の数が多く、空調設備を維持していく中で電気代をセーブすることは大きな課題でした。また、近年の夏の暑さも無視出来ない状況であり、空調設備の再整備は待ったなしの状況であったとのこと。そこで学校が春休みとなる2024年2月~3月に空調の全面入れ替えを行いました。
そして、入れ替え後初めての夏を迎え、省エネ性能を実感したと寺島様。「電気代については下がってはいましたがすごく下がったという訳ではありませんでした。ただ、電気の使用量は確実に下がったと実感しました。いろいろな要素もあるでしょうが10%以上はセーブできたと思います。」と評価しました。また、エアコンの利きについても「前のエアコンは涼しくならない事があると聞いていましたが、昨夏は空調に関する話は何も聞きませんでした。何も言われないということは、きちんと機能していることだと思います。」とこちらも満足されています。
導入されたエアコン
空調設備の入れ替えで刷新された集中制御リモコンについては「校内全てのエアコンを一括でON/OFFできる機能や空調を集中管理・制御する操作パネルは非常に便利ですね。最終退館者が、消し忘れがないかを一つの画面でパッと見えて。」とその利便性を高く評価しています。また、個別リモコンもボタンからタッチパネル式になったことについて「直感的に操作ができて使い易い」と話します。
タッチパネル式になったリモコン
集中制御リモコンは校舎内全てのエアコン稼働状況を表示
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-11-2
JR中央線「吉祥寺駅」、京王井の頭線 「吉祥寺駅」、東京メトロ東西線「吉祥寺駅」より徒歩約5分
吉祥寺二葉栄養調理専門職学校の空調設備全面入れ替えは建物の規模や設置数から時間のかかる工事となることが予想されましたが、工期が授業のない春休み中に限定されるため効率良く工事を進める必要がありました。まず限りある資材スペースを工程に合わせ確保するために配送回数・納品内容を調整。突発的な施工箇所の変更にも対応出来るようスケジュールを組みました。また、学校が駅に近い幹線道路沿いの市街地にあることからクレーンでの楊重作業についても少ない回数で行えるよう調整し、近隣への影響を最小限に抑えられるよう努めました。さらに、工事期間中も学校にはイベントなどで人の出入りがあったため、動線の確保や養生を徹底するなどして安全面についても最大限の配慮を行ったとのこと。「学校の全面的な協力と柔軟な対応により設置作業を工期内で完了させることができました。」と話します。
慣れた使い勝手はキープしながらも、全面更新を機に教室や事務室などにはAirFlexパネルにより学生・職員に直接風があたらない機種を、調理実習室には油の影響を受けにくいステンレス製の厨房用エアコンをと、校内設備の利用目的に即した機種が設置されました。
教室や事務室には人に直接風があたらないAirFlexパネルを導入
機械について一番よく分かっているメーカー直接の工事だからこそ、アフターサービスを含め迅速な対応でお客様のニーズに応えることが可能です。また、三菱重工冷熱は家庭用エアコンから大型施設の空調設備に加え、太陽光システムなどの商材も取り扱っており、幅広く快適な環境作りをプロデュースします。
住所:東京都港区芝浦2-11-5
https://www.mhi.com/jp/group/mhiair/