設計支援
小規模テナントやオフィスの改装を多く手がけるB社。造作や内装には強みがあるものの、空調設計は専門外で、常に協力設備業者の都合に左右されていた。限られた人員で提案スピードと提案力を両立させるため、空調分野を支援してくれるパートナーを探していた。
B社では、空調設計や負荷計算、機器選定を自社で完結できず、協力設備業者の対応待ちが頻発していました。見積もりや図面の提出が遅れると発注主への提案が後手に回り、受注機会を逃してしまうことも少なくありません。そのうえ、職人不足の影響もあり、急な案件への対応が難しく、案件ごとのスピード感を確保しづらい状況が続いていました。
営業・設計担当のH氏は次のように振り返ります。
「内装の計画と合わせて空調もすぐに提案したいのですが、協力業者さんの都合に左右されるため、スピード面で限界がありました」
また、価格競争に陥りやすい点も課題でした。快適性や衛生性といった付加価値を十分に提示できず、設備費用を抑えながら機能とコストを両立したいという要望に応えきれないケースがあったからです。加えて、案件規模は1フロア数台の小規模案件から複数階テナントまで幅広く、支援レベルを柔軟に使い分けられる体制が求められていたのです。
発注主からはデザイン・施工・空調などをまとめて依頼したいという要望が増えており、空調も含めた総合対応力をどう高めるかが、B社にとって喫緊の課題となっていました。
「空調まで含めてワンストップで対応できれば強みになりますが、自社だけでは難しい部分が多かったです」(H氏)
こうした状況が重なる中で、従来の進め方では対応力に限界があるという認識が社内でも強まり、課題解決のための新しい手段を探し始めました。
空調設計の課題が続く中、H氏は日頃協力している電気設備業者から、三菱重工冷熱は設計支援が手厚いという話を聞きつけます。B社にとって、地域拠点でスピーディに対応してもらえるという情報は、非常に魅力的でした。
そこでH氏は、これまで課題となっていた空調設計部分を相談すべく、三菱重工冷熱に詳しい話を聞く機会を設けました。
「初回にもかかわらず、現場調査から簡易レイアウト、概算見積まで短期間で対応してもらえました。このスピード感と技術的な精度は信頼できますね」(H氏)
その迅速な対応に手応えを感じたB社は、正式に三菱重工冷熱をパートナーとして採用することを決めました。
三菱重工冷熱は案件規模に応じて、最適な部署が柔軟に支援します。小規模案件では営業所が現調〜簡易レイアウトを短期間で実施し、中〜大規模案件では工事部が負荷計算、配管図、詳細見積までをサポートする体制が整っていました。
提案資料には、気流シミュレーションやUV-C LED・ドレンパン抗菌剤といった衛生対策も盛り込まれ、空調の“見える化”によって説得力が向上。さらに、AirFlex(エアフレックス)による均一空調は設置台数を抑えながら快適性を確保でき、初期費用・電力消費・保守費用を含めたトータルコスト削減にもつながりました。
「空調の専門部分をすぐにフォローしてもらえるので、提案の幅が一気に広がりました。お客様への説明も以前より自信を持ってできるようになりましたよ」(H氏)
その後、B社は三菱重工冷熱と協働し、提案〜施工〜メンテナンスまでワンストップで対応できる体制を構築。提案スピードと精度が向上し、短納期案件でも受注率が向上しました。導入後も保守契約や延長保証により安定した運用が続き、発注主からの信頼も高まっていることから、この関係をこれからも続けていきたいとH氏は考えています。