自然界にもともと存在するアンモニア、二酸化炭素(炭酸ガス)、水、炭化水素、空気(窒素)など、環境にやさしい物質を使用した冷媒のことを、自然冷媒といいます。
三菱重工冷熱では、オゾン層破壊係数(ODP)0・温暖化係数(GWP)0〜1と、環境にやさしい自然冷媒「アンモニアNH3(R717)」と「炭酸ガスCO2(R744)」を採用した冷凍設備や冷却設備や、空気冷媒「窒素N2」の大容量型ブライン冷凍機を取り扱っており、お客様の設備の自然冷媒化を実現します。地球環境の保護に大きく貢献します!
 
            | 冷媒の種類 | フロン系冷媒 | 自然冷媒 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HCFC冷媒 | HFC冷媒 | |||||||
| R22 | R463A | R448A | R410A | R404A | NH3 | CO2 | N2 | |
| ODP(注1) オゾン層破壊係数 | 0.055 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 
| GWP(注2) 地球温暖化係数 | 1,810 | 1,494 | 1,387 | 2,090 | 3,920 | <1 | 1 | 0 | 
| 規制スケジュール | 2020年全廃 | 段階的な削減計画 | 規制なし | |||||
オゾン層破壊、地球温暖化といった環境変化にフロン冷媒が影響していると考えられ、地球環境保護の観点から、フロン冷媒の規制や段階的な削減が義務化されています。
              冷凍装置で長年使用されてきたCFC冷媒は1995年に全廃となり、CFCの代替として用いられてきたHFCも地球温暖化係数が高く、2019年より段階的な削減が決まっています。(現在は製造中止の時期について具体的に議論されていません。)
              冷媒取扱メーカーはGWP値による生産量の規制を受けているため(総量規制)、GWP値の高い冷媒は徐々に入手が困難になってきている現状があります。
            
現在お使いの冷凍機も冷媒によっては使用できなくなる可能性があり、自然冷媒技術への期待はますます高まっています。
 
            | 冷媒種 | 代表冷媒 | 国内での規制・削減スケジュール | 
|---|---|---|
| CFC冷媒 | R12等 | 1995年に生産中止 | 
| HCFC冷媒 | R22等 | 2020年に実質全廃 | 
| HFC冷媒 | R404A等 | 段階的な削減計画スケジュール化 | 
三菱重工冷熱は、アンモニアNH3、炭酸ガスCO2、窒素N2などの自然冷媒を柱とした多彩な自然冷媒技術により、冷凍・冷却・凍結に関わる様々な場面で活躍する設備をご提供します。
| CO2/NH3ユニット C-LTS | 
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|---|---|
| CO2ユニット C-puzzle | |
| 空気冷媒(N2)大容量型 ブライン冷凍機 | 
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多様な製品ラインアップでお客様のニーズにお応えします。
              庫内温度は、-100℃〜+10℃まで幅広い温度域でご利用いただけます。
              (製品詳細は、下記ラインアップの製品名をクリックしてください)
            
| 製品名 | 庫内温度 | |||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| -70 | -60 | -50 | -40 | -30 | -20 | -10 | 0 | +10 | ||||||||||
| -45℃〜+10℃ | ||||||||||||||||||
| -35℃〜+10℃ | ||||||||||||||||||
| -45℃〜+5℃ | ||||||||||||||||||
| 製品名 | ブライン温度範囲 | |||||||||||||||||
| -100 | -90 | 〜 | -40 | -30 | -20 | -10 | 0 | +10 | ||||||||||
| -100℃〜-45℃ | ||||||||||||||||||