たった2℃の違いで滑りが変わるスケートリンク
オリンピックをはじめとした競技用からレジャー施設まで、スケートリンクの氷床はその利用目的により、異なる状態をつくりあげる必要があります。
例えば、スピードにあふれ機敏な動きが要求されるアイスホッケーの場合は、ブレーキがかけやすくパットが正確に滑るよう、堅い氷をつくります。一方、スケートの場合はホッケーよりも柔らかい氷がよいとされますが、フィギュアスケートなら滑りがよく、トレース跡が残るように乾いた氷を、一般のスケート場では氷が削られにくいよう、湿った氷をつくります。
一般に、湿球温度(注)7℃、氷厚25mmのときの氷の中心温度は、ホッケーが−5℃、フィギュアが−3℃、大衆スケートで−4℃くらいが適温とされ、微妙な温度コントロールによって目的にあった滑りに適した氷がつくられます。
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湿度を測るとき用いる乾湿計のうち、布を巻いて湿らせたほうの温度。
札幌、長野のオリンピックから各種スポーツ・レジャー施設まで、国内外に広くその実績を誇る三菱重工冷熱の氷づくりの技術は、冷熱のスペシャリストだからできること。
銀盤でのスリリングな競技や華麗な舞いを見たときは、ぜひ三菱重工冷熱のことを思い出してみてください。
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